園のおもい

園長からのメッセージ


「楽しむ」活動であふれた「生活」で、
信頼し合えるパートナーである保護者の皆様と一人一人の子ども達の成長と感動を分かち合える場所、
それが、この安永保育園の目指すべき空間であると考えています。

園という空間は…
子どもたちにとっては、生活の場です。
遊ぶ・寛ぐ・学ぶ・食べる・寝る…
様々な活動はすべて「生活」の一部です。
その「生活」の一部である活動で重要なものは何でしょうか?
それは、「楽しい」活動ではなく、「楽しむ」活動だと考えています。
日々、子ども達は溢れんばかりの興味を抱え、全力で挑戦をしています。
トイレでおしっこをする、先生と話す、お友だちと喧嘩をする、野菜を育てる…など、すべてこの興味と挑戦で満ち溢れています。
このように、興味と挑戦を実践していくのが活動であり、その活動自体が、子ども各々自らが感じる受動的な「楽しい」より、自らが能動的に獲得しに行く「楽しむ」の方がこの時期の子ども達には尊いものではないのでしょうか。

また、一方、保護者の皆様にとっては、信頼し、安心して任せていただいている場所です。
そして、子ども達の日々の成長や感動を共有し子育てを協動するパートナーです。
朝、お子様と登園してきて、笑顔で「いってきま〜す」と言い合い、お迎えの時「ただいま〜」と笑顔で抱きしめてもらいに走っていく。
この当たり前の笑顔を、一日一日コツコツと積み上げていく事が、信頼と安心のすべてです。
よって、園という場所は絶対的に安全でなければなりません。この安全をすべての基本に置き、安心して信頼していただいたうえで、 保護者の皆様とは、子ども達の驚嘆すべき成長を日々の様々な感動を分かち合えるようなパートナーになりたいと考えています。

「楽しむ」活動であふれた「生活」で、信頼し合えるパートナーである保護者の皆様と一人一人の子ども達の成長と感動を分かち合える場所、それが、この安永保育園の目指すべき空間であると考えています。

保育へのおもい

教育保育理念


〇心身ともに健全な子ども

〇自分で考えて努力する子ども

〇みんなから信頼される子ども

社会福祉法人町屋福祉会の運営する安永保育園は、認定こども園法に準じ、幼保連携型認定こども園教育保育要領に沿い、地域の教育保育の必要な乳幼児を、 生命の保持及び情緒の安定を図るため行う援助や関わりで「養護」し、子どもが健やかに成長しその活動がより豊かに展開されるための発達の援助する「教育」をし、教育保育事業を展開し社会福祉活動に貢献します。
そして、教育保育事業を行うにあたり、子ども達の人権や主体性を尊重し、
「心身ともに健全な子ども」
「自分で考えて努力する子ども」
「みんなから信頼される子ども」を育てることを目指し、子ども達・保護者にとって安心でき、信頼される教育・保育を提供します。

教育保育指針


声が集まり
夢中になって創り出す一つひとつの世界を
丁寧に大切に育みます

まずは、子ども達にとって安全な環境で安心な生活を送れることが第一です。
その日々の生活の中で、子ども達の発見や興味が声となり集まることでたくさんの活動が生まれます。その活動に熱中し夢中になることで創り出される一つ一つの子ども達の世界を大切に育んでいきます。
そして、その子ならではの意欲とその子らしい発想を大切に、子ども達の世界を支える基礎的な力を、各々のペースに併せて丁寧に育成していきます。

保育の目指すところ

乳児期 教育保育方針


〇育ちの目覚めを力強く

〇みつけた!を大切に

〇いっしょにあそぼ!

一人ひとりのリズムにあった心地よい生活を送るうえで、子ども達にとって安心でき落ち着ける環境、子ども達の発見や興味があふれるワクワクする環境にこだわって保育をしています。そして、「育ちの目覚めを力強く」「みつけた!を大切に」「いっしょにあそぼ!」の3つの方針を軸に保育し、個々のリズムにあった心地よい生活や子どもの興味からはじめる遊びを通して子ども達の広げた世界を楽しんでいます。
また、園での体調等がわかるよう連絡ノートや遊びの様子をお伝えするアプリもあり、保護者様と保育者とでお子様の成長を共感できるようにするとともに、たくさんの会話を重ねることで安心して通園いただけるよう心がけています。


〇育ちの目覚めを力強く
乳児期の子ども達の成長はすさまじく、生きていくうえで必要な能力が飛躍的に成長します。その一つ一つの育ちを丁寧に援助し、様々な能力の目覚めや発達を力強いものとしていきます。

― 自分の体を自分のものに ―
五本の指を上手に使えたり触って様々なものを感じたりする小さな動き。ハイハイからはじまり歩いたり走ったりする大きな動き。日々の生活の中や自分のしたい遊びの中で、その動きを意識して取り入れることで、その子にあったペースで体の使い方ができるようになり、自分のものにしていきます。

― お話しましょう! ―
言葉の獲得や発達はとても感動的なもので、初めて呼んでくれた「パパ」や「ママ」は子ども達からの最高のプレゼントです。日々の関わりの中で、その大切な言葉一つひとつを丁寧に語りかけ、発語を促します。そして、しっかりと時間をかけて、その言葉を交わすお話ができるようになっていきます。

― 食べることは育つこと ―
「保育園だとよくたべるのですね!」とよくお話があります。「食べることが嬉しい!」「食べたい!」という意欲が持てるように、無理強いをせず、安心して食事できる雰囲気を大切にしています。個々の食事のペースや好みにあわせて、心もお腹も満たされるよう丁寧に関わり食事を楽しんでいます。


〇みつけた!を大切に
乳児期の子ども達にとっては一日一日の生活が探検です。子ども達が五感を使って生活の中で感じるたくさんの発見や興味に、一つひとつ丁寧に関わり大切に共感をしていきます。

― まずは、居心地のよい場所 ―
子ども達がまず探すのは、自分にとって居心地のよい場所です。落ち着いておもちゃで遊べる場所、安心して身を委ねられる先生の膝の上、大好きな砂場の柔らかい砂の上など居心地のよい場所は様々です。よりたくさんの心地よい安心できる場所がみつけられるよう子ども達に寄り添っていきます。

― すべてのことが発見です ―
子ども達は毎日、毎時いろんな発見をします。園庭でみつけた葉や一生懸命歩いているアリ、空の雲、ヘリコプターの音、落書きの色、歌の音色、泥のねちゃっとした感じ、お給食のにおい、先生のほくろなど発見がいっぱいです。その一人ひとり一つひとつの発見を大切にし、丁寧に関わっていきます。

―「なに?」「なに?」「なに?」―
子ども達の発見は、興味へ移っていきます。「これなに?」「あれなに?」と疑問をもち興味になっていくことで、様々な行動につながっていきます。その興味の一つ一つに丁寧に関わり共感していくことで子ども達の世界はどんどん広がります。その子ども達の広げた素敵な世界をめいっぱい楽しみます。


〇いっしょにあそぼ!
まずは、自分というものをしっかりと主張する自我の目覚めをしっかりと受けとめます。そのうえで、自分にとって心地よいと感じる身近にいる人と、一緒に遊びたいという気持ちの芽生えを温かく見守っていきます。

― ひとり遊びを大切に ―
自分の落ち着ける場所で夢中になる遊びを見つけられることは素晴らしいことです。また、その遊びを、今日も、明日も、明後日も、繰り返し遊びこむことはとても大切なことです。そのような自分の遊びをちょっとずつ自分でふくらまし毎日没頭でき遊びこむ力を、丁寧に大切に育てます。

― 小競り合いは尊いもの ―
「このおもちゃが欲しい!」「あの先生と手をつなぎたい!」など自分の思いを主張するようになります。時にはその気持ちが満たされず、小競り合いがおこります。自分の思いを主張するとても大切な行動であり、解決までの心の動き尊いものです。その気持ちをしっかりと受け止め大切にします。

― はじめてのおともだち ―
真似をすることからはじまり、その子とかかわりを持つようになったりします。おもちゃの取り合いから貸し借りするようになり一緒にそのおもちゃで遊ぶようになったりもします。そのいつもそばにいる心地のよい存在が、時間をかけて自然と「おともだち」となっていくよう温かく見守っていきます。

幼児期 教育保育方針


〇心と体の成長を支えます

〇見つけて、考えて、やっちゃおう!

〇おともだちからなかまへ

日々の活動は、各々の発見や興味で生まれる子ども達の「声」からはじまります。その活動から創り出される子ども達の世界が、大きく広がっていくことを存分に楽しめる環境にこだわって保育をしています。そして、「心と体の成長を支えます」「見つけて、考えて、やっちゃおう!」「おともだちからなかまへ」の3つの方針を軸に保育し、子ども達は広げた世界で良質な体験に没頭しています。運動・音楽・英会話など専門的な知識の必要なものには特別講師を招き、それぞれの能力の発達を支えるとともに、専門指導者ならではの特別な体験や憧れを子どもたちには味わってもらいたいと思います。
また、毎日の会話やアプリ等を使い日々の子ども達の姿をタイムリーに共有をしたり、子ども達が一つの目標に向かい進む姿を感じていただける行事やイベントを行うことで、子ども達の成長を保護者様と喜び合いたいと考えています。

〇心と体の成長を支えます
この時期の子ども達の心身の発達は目覚ましく、1日1日どんどん成長していきます。日々の生活や活動の中でその心と体の成長をしっかりと捉え、個々のペースを大切にし、その成長を丁寧に支えていきます。

― 動くということは本能です ―
動くということは本来人間としての本能です。しかし、その本能は刺激を与えないと開花はしません。毎日の生活や遊びの中で、必要な刺激を積み重ねていくことで、その子にとってより動けるより強い体をつくっていきます。

― チャレンジは成長の源です ―
様々な能力の向上に大切なものは、「○○ちゃんより上手になりたい!」や「あそこまで登りたい!」などのチャレンジをする心です。誰かに指導されてやらされるのではなく、自分で目標を決めてチャレンジをする力を育てます。

― お約束は思いやり ―
自由な生活をみんなで快適にしていくうえで、お約束は大切なものです。そして、そのお約束は、他を思いやる心のうえで成り立っています。ただ単にお約束を守らせるのではなく、そこにある思いやりの心を大切にしています。


〇見つけて 考えて やっちゃおう!
毎日が発見・興味の連続です。そこで感じてはじめる行動や表現を積み重ねることで、自然と様々な能力が身につきます。その素敵な能力はその子の自慢となり誇りとなっていきます。だからこそ、とにかくやっちゃおう!なのです。

―「なにこれ?」「なんで?」がはじまりです ―
「この虫はなに?」「草はどうしてかれちゃうの?」など、子ども達は日々興味がいっぱいです。その興味は、子ども達にとっての大切な遊びの種です。その種を丁寧に受け止め、しっかりと芽吹くように大切にしていきます。

― しらべて、考えて、行動したことは宝物 ―
疑問や興味を持った事を、大人の知識を安易に教えることは簡単です。しかし、大人から与えられた答えより、子ども達が自ら時間をかけて調べ、考え、行動し、その結果、気付いたりわかったりした事は大切な宝物となります。

― 感じて発想して表現して ―
子ども達は日々いろんなことを感じます。感じるとそれを表現したくなります。その時に重要なものは、子ども達ならではの自由な柔軟な発想です。大人の型にはめるのではく、その子その子の発想での表現を尊重していきます。


〇おともだち から なかまへ
子どもは自分たちで様々な遊びや世界を広げていきます。そのなかで子ども達が互いに、話し合い、思い合い、競い合って信頼関係を結んでいきます。その中で、子ども達にとってとても大切な「なかま」をつくっていきます。

― 気の合う「おともだち」―
まずは、自分が何をしたいのか、その思いをしっかりと自ら理解し表現できることが大切です。その思いを主張し合うなかで、気の合う「おともだち」ができ、一緒に過ごすことの心地よさを存分に感じてもらいたいと思います。

― やりたいことが重なるチームへ ―
「おともだち」とのあそびの中で、自分のしたいことが重なり同じ方を向いていると感じると自然と子ども達は集まり、協力して夢中に遊ぶようになります。その遊びを通して子ども達の輪がつながるチームを大切にしています。

― チームでの「できた!」で最高の「なかま」に ―
チームでの遊びを重ねると、遊びもチームも大きくなります。すると考えが通らずトラブルになる事もあります。そんな時もお互いを思い合い目的を達成していく中で本当の信頼関係ができ、最高の「なかま」となっていきます。

©yasunaga Nursery School.編集